黒鉛(グラファイト)・カーボン製品 | 株式会社 日本鋳造技術研究所

フラックス

黒鉛(グラファイト)
カーボン製品

弊社の黒鉛(グラファイト)・カーボン製品は、特殊炭素材料 押出材・CIP材(等方性カーボン)を用途に合わせて加工・コーティングをした製品です。

  • 殆どの溶けた金属と反応しない!
  • 殆どの薬品に対して侵されない!
  • 滑りが良い!(摺動性が良い)
  • 熱と電気を良く伝える!
  • 軽い!(マグネシウムに近い)
  • 高温環境下で使用出来る!
  • 硬い!(Hvで換算すると600付近)

黒鉛(グラファイト)・カーボン製品の特性は上記の通りです。

日本鋳造技術研究所の黒鉛(グラファイト)・
カーボン製品

黒鉛(グラファイト)・カーボン製品の特長である「1.溶けた金属と反応しない」、「2.高温環境下で使用出来る」といった特徴を利用して、銅及び銅合金の溶解・鋳造の過程で様々な黒鉛製品が使用されております。例えば、連続鋳造用ノズル・浸漬ノズル・スパウト・ストッパー・ガス吹込み管・スリーブ・サンプル受け・フロート・ダイス・・・溶けた金属に接触する場所にはかなりの量が使用されております。弊社は、溶解・鋳造現場で使用する副資材の一つとして黒鉛(グラファイト)・カーボン製品をご提供しており、その他熱処理のトレーやろう付けの治具から飲食関係まで幅広く製造可能です。

弊社では、用途にあった黒鉛(グラファイト)・カーボンの選定から、溶射や耐酸化コーティングの実施まで可能です!

  • 左:特殊炭素製品ノズルにSiC系耐酸化コーティング・右:特殊炭素製品ノズルにホワイトアルミナ溶射

    左:特殊炭素製品ノズルにSiC系耐酸化コーティング
    右:特殊炭素製品ノズルにホワイトアルミナ溶射

  • 黒鉛(カーボン)吹き込み管

    黒鉛(カーボン)吹き込み管
    先端にポーラス(多孔質)カーボンノズル装着

  • 左:特殊炭素製品(CIP・等方性黒鉛)・右:カーボン(CIP・等方性黒鉛)にグレーアルミナ溶射

    左:特殊炭素製品(CIP・等方性黒鉛)
    右:カーボン(CIP・等方性黒鉛)にグレーアルミナ溶射

  • 上:大型黒鉛(グラファイト)ノズルへのSiC系耐酸化処理・下:黒鉛坩堝(黒鉛・炭化ケイ素質坩堝)

    上:大型黒鉛(グラファイト)ノズルへのSiC系耐酸化処理
    下:黒鉛坩堝(黒鉛・炭化ケイ素質坩堝)

  • カーボン製特殊吹き込み管

    カーボン製特殊吹き込み管

  • ストッパー、ノズル、キャップ、ダイス等々

    ストッパー、ノズル、キャップ、ダイス等々

日本鋳造技術所 代表取締役社長が語る黒鉛(グラファイト)・
カーボン製品の豆知識

炭素(カーボン)は形状・種類が豊富で、簡単にまとめると上図の様になります。

  • 木炭や活性炭は規則的な結晶構造を持たず、アモルファス(非晶質)状態であります。アモルファス状態の固体炭素材料としては、カーボンファイバー(炭素繊維)もその部類に入ります。

  • 黒鉛(グラファイト)・石墨の中には、天然で産出される天然黒鉛と人工的に生成された人造黒鉛に分けることが出来ます。天然黒鉛は殆どが中国で産出されるが、塊状黒鉛はスリランカ、鱗片状黒鉛はインド等でも産出され、世界各地で産出されています。しかし、生産量としては2013年時点で中国が約7割を占め、インドとブラジルを合わせると9割近くとなります。

  • 人造黒鉛は人工的に生成された黒鉛(グラファイト)で、主にグラファイトのブロックとしてはCIP材、押出材、モールド材の3種類があり、総称して特殊炭素製品と呼ばれます。弊社は、この特殊炭素製品を用いて、様々な物に加工・コーティングを施しお客様にお届けしております。

黒鉛(グラファイト)ブロックの酸化の豆知識

黒鉛(グラファイト)の表面に保護酸化皮膜が生じないため、連続的に酸化が進行します。原料コークスの種類や製造方法、不純物の量でも変動するが、酸化開始温度は450℃程度で、その酸化速度は温度の上昇と共に加速度的に進行します。

黒鉛(グラファイト)の酸化を防止するためには、酸素が黒鉛と触れない様にする必要があり、弊社の耐酸化処理(コーティング)は耐熱性に優れたSiCと、酸素を遮断し易くするためのガラス状保護膜を組み合わせてコーティングをしております。

コーティングの一つとして、黒鉛(グラファイト)に溶射を実施することがあるが、メインは黒鉛(グラファイト)とその黒鉛に接触する製品との反応防止のために使用されています。

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