耐熱性コーティング | 株式会社 日本鋳造技術研究所

目的別加工方法

耐熱性コーティング

  • 高温下での耐熱特性が欲しい。
  • 溶けた金属中で使用出来る様にしたい。
  • 超高温下で遮熱出来る様な皮膜をつけたい。

JCE Quality

日本鋳造技術研究所の耐熱性コーティング

一部分だけ耐熱金属や遮熱材料で保護したい。又は溶けた金属内で金属製品を使用したい等の時には溶射が便利です!

  • ・耐熱合金の性能劣化が著しいガスタービン等では、溶射で遮熱コーティングを実施したりしています。低熱伝導性の材料を表面処理する事によって基材の温度が高くなる事を抑える技術です。
  • ・高温(酸化)と腐食が同時に加わる様な各種ボイラー部材に対しては、高温腐食対策として溶射によって耐熱・耐腐食金属(サーメット等)を表面に被覆する事により寿命を大きく伸ばす事が出来ます。
  • ・溶けた金属内で金属製品を使用する際には、有効元素として金属内に入ったり、又は直ぐに酸化したりします。それを防止する為に耐溶湯金属や各種セラミックを溶射して金属製品を保護します。

対応素材について

鋼(軟鋼やステンレス何でも)、アルミ・銅等の非鉄金属、ガラス、木材・・・色々な物に溶射可能です。

溶射の利点

  • 溶射の種類によっては熱歪みが殆どない(母材温度は最大でも200℃程度)
  • 耐熱と同時に、異なる付加価値も付与可能(耐食・耐磨耗等)
  • 銅合金を溶解する時に使用する杓への耐熱・遮熱溶射

    銅合金を溶解する時に使用する杓への耐熱・遮熱溶射

    鉄分等の不純物混入も防ぐ耐熱用途

  • アルミを溶解する時に使用するタライへの耐熱・遮熱溶射

    アルミを溶解する時に使用するタライへの耐熱・遮熱溶射

    鉄分等の不純物混入も防ぐ耐熱用途

  • ボイラーチューブの耐高温腐食溶射

    ボイラーチューブの耐高温腐食溶射

    耐熱・耐酸化・耐塩化・耐硫化・耐エロージョン

黒鉛(カーボン)への耐熱・耐酸化セラミックコーティング

  • コーティング加工済

    コーティング加工済

  • コーティングなし

    コーティングなし

    条件:1050℃☓50min加熱後冷却、それを10回繰り返した場合

  • コーティングあり

    コーティングあり

    条件:1050℃☓50min加熱後冷却、それを10回繰り返した場合

オリジナル複合表面処理

代表的なコーティングは下記となります。

  • 耐熱性

    耐酸化

    高温環境下では、一般的な素材では急激に酸化が起こり、それが内部まで進行して脆化したり致します。そこで、耐熱性と耐酸化性に優れた金属およびセラミックを溶射することによってそれを防止し、さらに特殊な封孔処理コーティングを実施することによって、その寿命を更に延ばしたりすることも可能です。

  • 耐熱性

    反応防止

    例えば、金属を溶かす溶解炉において、発生するノロをすくい上げる際に鋼系の材料を使用した器具を使うことが多いですが、その鋼成分が製品に入ってしまうことが多いです。そういった場合、鋼製の器具にセラミックを溶射することによって、溶融金属との反応を防止することが可能です。

  • 耐熱性

    遮熱効果

    金属は一般的に熱伝導率が高く熱の伝わりが速いですが、その熱の伝わりを悪くさせるために、耐熱性に優れたセラミックを溶射して、耐熱性を持たせると共に、熱伝導率の低さから遮熱効果を持たせることが可能です。

Example of construction

こんなお悩みを
解決してきました。

  • 鋳造業者

    • セラミック溶射
    ご要望
    溶解炉で使用するノロ取り杓について,鋼製の杓を使用しているが,熱で溶損することと,金属と反応して減耗するので改善して欲しい
    対処方法
    耐熱性向上反応性防止を兼ねるために,セラミック溶射で加工しました

    担当者コメント

    これまで十数回使用したら消耗していた物が90回以上使用可能になった。また,溶融金属との反応量も減り,溶解製品の性能が上がったとの感想を頂きました

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