鋳造・フラックス・溶射は日本鋳造技術研究所

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金属溶射 セラミック溶射
株式会社日本鋳造技術研究所の平戸です。

今日は、弊社のフラックス事業部のお話しをしたいと
思います。弊社のフラックスは、主に銅や銅合金を溶解
したり、鋳造したりする箇所に使用する添加剤の様なもの
です。お客様のご要望は色々ありますが、そのうちの一つ
として、ノロ(酸化して金属で無くなったカスみたなもの)の量
を減らしたいという事があります。

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銅及び銅合金の溶解時に使用するフラックス(Flux)
基本的には、金属を大気中で溶解(溶かす)と表面が酸化して
しまい、それはノロ(滓)として捨てなければなりません。
このノロを減らすことつまり歩留を上げる事は、その会社様の
利益に直結します(*^_^*) ひいては、産廃量も減ります!
★今回の写真は、お客様の銅合金のノロ(滓)をお借りして、
 本来捨てているものから、弊社内にてこのノロにフラックス
 を添加して加熱した時に、取り出す事が出来た地金の写真
 です(*^^)v
 *左:ノロ  右:フラックスで取り出した地金

 金の種類によって、使用するフラックス(Flux)も
 様々ですが、地金を取り出せた価格とフラックス価格から
 すれば、かなりお釣りはきます!詳しくは、お問い合わせ
 下さいね(*^。^*)
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 本題ですが、表面処理時にも実は金属の酸化が起こって
います。それは、溶射ではもちろんの事、熱処理もしかりです。
 当然、金属溶射を行う際には酸化ロスもありますが、溶射に
限っては、悪だけではありません(>_<)
 実は、溶射被膜中にこの酸化物を少量含む(故意的ではない
にしろ)と、その溶射した被膜は、硬質粉末を入れたかの様に
硬度があがり、磨耗に強くなる事も多々あります。
 次回は、この辺りのお話しが出来たらと思います(^O^)/

株式会社日本鋳造技術研究所
TEL:072-361-0190
E-mail:hirato-sni@nittyu-ken.com
HP:http://www.nittyu-ken.com

一部分だけの処理って???

2012年4月23日(月)

金属溶射 セラミック溶射
株式会社日本鋳造技術研究所の平戸です.

すみません.出張に行ってて,金曜の投稿
抜けてました(ーー;) ダメですね!こんなんでは・・・

さて,溶射の利点である,1部分だけの表面材質の
改善について,写真付きでの投稿です!

ほんと,うちって,メカニカルシールのあたる面への
溶射が多いんですが,今回も,設備メンテナンス時に
ばらしたら,径が細くなって,いつもなら新作で作り直し
ている箇所への酸化クロム溶射での補修です.

最初から酸化クロム溶射をしとくと,もっと,耐久性が
あったと思われますが,ギリギリ溶射での補修が効く
減り方だったので,今回は溶射での補修です.

写真の黒い部分がセラミック(酸化クロム)を溶射した
ところですが,シャフトに対してほんの一部分だけを
(オイルシールの当たる部分)セラミックにするだけで,
そのシャフトの寿命は飛躍的に向上します(*^^)v

おまけに,どの程度の幅が出来るの??って質問が
よくありますが,写真の様に,ライターよりも小さい
範囲をセラミック溶射して研磨で仕上げる様な事も
簡単に出来ます(^O^)/

でも,正直,補修品って難しいんですよね~。。。
芯がずれちゃってますんで,矯正を入れる事が多々
あって,細かったりすると割れる事もあるし,太すぎると
矯正出来なかったり・・・.
出来れば,新作時からの溶射をおすすめします!!

株式会社日本鋳造技術研究所
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お手製自動機(*^_^*)

2012年4月17日(火)

金属溶射 セラミック溶射
株式会社日本鋳造技術研究所の平戸です.

今日は,弊社のお手製自動機です。。。
ロボットが流行っているこの時代,こんな
溶射自動機ってどう??って思いますが,
溶射って1品物がとても多く,また複雑形状
が多いので,意外とロボットにティーチング
させる時間を考えたら,手動で溶射したり
簡単な自動機で溶射した方が速い事が多い
です(^_^;)

一応,お手製でX軸(横運動)とY軸(縦運動)
までは出来る様にしてますが,ロボットの動き
と比較するとぎこちないです(笑)

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溶射の1パスあたりにどれくらい表面処理できるの??
これもよくある質問ですが・・・・・
答えようによっては,溶射機でも違うし,材料でも違うし,
溶射条件によってもバラバラです・・・
よって,今日は
φ50程度のシャフトに酸化クロム(Cr2O3)をプラズマ
溶射機を用いて,シャフトとの距離を70mmとし,
電力を35kWで溶射した場合(粉末供給量とガス流量
は秘密にしといて下さい・・・)のセラミック溶射では,
φ49.4→φ51.4の径で約1mmを溶射するのに,
20往復しました.ということは,1パス当り25μm程度
という事になります(*^_^*)
では,表面処理の一種でメッキではどうなるか?
メッキの成膜速度は10μm~250μm/時間と言われ
ており,溶射の1パスは何秒~数分なので,メッキより
全然速い事が分かります(*^^)v
・・・・・でもでも
今日の写真のシャフトがプラズマ溶射される迄にかか
る時間は(+_+)
脱脂→マスキング→ブラスト→溶射前マスキングの時
間でざっくり1時間半ぐらいはかかっています(泣)
溶射の現場しか見られてない人は,こんなに”ちゃちゃ
っと”終わるんや~って思われる人も多いですが,
溶射する迄に結構時間がかかる事をご了承頂きたく!
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溶射の成膜速度はメッキより格段に速いけど,下準備
には以外と時間がかかる溶射のお話でした(>_<)

株式会社日本鋳造技術研究所
TEL:072-361-0190
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今日のお仕事

2012年4月10日(火)

金属溶射 セラミック溶射
日本鋳造技術研究所の平戸です.

今日のお仕事は,オイルシール部へのセラミック溶射です.
また,よくある質問も一緒に載せたいと思います(*^^)v

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セラミック溶射(酸化クロム)溶射
今日の溶射は,今までに説明があったセラミック溶射です.
具体的には,酸化クロム(Cr2O3)をオイルシール部に溶射
しているのですが,溶射とは結構気孔率があって,その気孔率
を逆手にとって,今回は潤滑油が良く染みる様にする溶射です.
かつ,硬さは鋼の4倍以上(*^_^*)
ここで,クロムって有害違うの???って質問がよくありますが,
現在,有害とされているのは6価クロムでありますので,酸化クロ
ムは有害とは言えません.クロムメッキが良く有害視されていま
すが,これはメッキ液が6価クロムを大量に含んでいるのでそうい
う風に言われています.ちなみに,酸化クロムは黒板や顔料にも
使用されている代物ですので,問題ないと思います.もっと詳しく
知りたい人は,ネットで”酸化クロム MSDS”って検索してみて
下さいね(*^^)v
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