滑り(摺動)性コーティング | 株式会社 日本鋳造技術研究所

目的別加工方法

滑り(摺動)性コーティング

  • 耐摩耗性に優れて摺動性の良い表面処理を実施したい。
  • メンテナンスの頻度が多いので抑えたい。

JCE Quality

日本鋳造技術研究所の滑り(摺動)性
コーティング

テフロンの摩擦係数は非常に低く、動摩擦係数は0.04。しかし、テフロンコーティングのみでは摩耗に弱く、初期能力を維持出来ないことが多い。そこで、弊社の低摩擦コーティングは、溶射含めて様々なコーティングを組み合わせることにより、摩耗に強く、潤滑や離型に優れるといった能力を長期間保持出来ることが可能です。また、テフロンを使用せずに、摩擦係数の低い材料をコーティングすることにより、Hv1000を超える硬度と低摩擦を兼ね備えたコーティングも施工可能です。

対応素材について

鋼(軟鋼やステンレス何でも)、アルミ・銅等の非鉄金属、ガラス、木材・・・色々な物に溶射可能です。

低摩擦(潤滑・離型)コーティング

  • 染料に対して離型性を求めたコーティング

    染料に対して離型性を求めたコーティング

    通常のテフロンコーティングと比べて、摩耗に強く、耐溶剤性があり、皮膜の剥離を軽減したコーティングです。ロールに限らず、食品関係の機械類から、その他産業用機械類へ通常のテフロンコーティングのみで対応されておられる場合には、耐久性がアップ致します。

  • 硬度と耐食性も必要とした産業用スリーブ

    硬度と耐食性も必要とした産業用スリーブ

    通常は硬化肉盛や自溶性合金といった類のコーティングを実施していたが、さらに低摩擦を必要としたコーティング。Hv1000以上でかつSUJ2に対する摩擦係数が通常のコーティングの1/2程度です。

  • 耐摩耗性と耐かじり性に優れたコーティング

    耐摩耗性と耐かじり性に優れたコーティング

    摺動面に良く起こる現象として“かじり”がある。かじりとは、摺動面の異常摩耗で焼き付きと呼ばれることがある。そのような場合に、耐摩耗性と耐スカッフ性(耐かじり性)に優れた金属を溶射することによって、寿命を延ばすことが可能です。

オリジナル複合表面処理

代表的なコーティングは下記となります。

  • 滑り

    耐摩耗

    テフロンコーティングを施工する前に硬い材料を溶射することによって、溶射特有の凹凸で凹部のテフロンを摩耗から守ることによって、滑りと耐摩耗性を兼ね備えたコーティングを実施することが可能です。

  • 滑り

    耐腐食

    テフロンコーティングは耐腐食性に優れている反面、コーティング特有の欠陥によって腐食成分が母材まで達して、コーティングが剥離することがある。そこで、テフロンコーティングを施工する前に下処理のコーティングを行うことによって、腐食の進行を遅らせることが可能です。

  • 滑り

    耐摩耗

    金属レベルの耐摩耗が欲しい場合、どうしてもテフロンコーティングやセラミックコーティングが使用出来ないことがあります。そういった場合、金属やセラミックの中でも特に摩擦係数の低い材料を溶射することによって、滑りと耐摩耗性を兼ね備えたコーティングが可能となります。

Example of construction

こんなお悩みを
解決してきました。

  • 射出成型スクリュー補修業者

    • プラズマ溶射
    ご要望
    スクリュー軸部のオイルシール部の摩耗が早く,耐摩耗性に優れて摺動性の良い表面処理を実施したい
    対処方法
    プラズマ溶射で加工を実施し,耐摩耗性に優れ,摺動性の良い酸化クロム溶射を施工しました。

    担当者コメント

    これまで他社で補修をした時は,酸化クロムの溶射を失敗したり,補修条件が厳しく断念することもあったが,綺麗に仕上げて頂いて,耐摩耗・摺動性能も全く問題ないとの感想を頂きました

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