金属の酸化!

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金属の酸化!

 

 

 

 

 

 

金属溶射 セラミック溶射 フラックス・黒鉛製品
株式会社日本鋳造技術研究所の平戸です。

前回は,金属の酸化を抑える弊社の製品をご紹介させて頂きました,溶射での酸化についてお話しさせて頂きたいと思います.

写真は金属溶射中(SUS420J2溶射)ですが,溶射方法はアーク溶射です.
(火花がすごい・・・・・)

アーク溶射とは,2本の溶射材料の先端で直流アーク放電させ,溶融した金属を空気ジェット(エアー)で飛ばす方法です(*^_^*)

この時の温度は,実に6000℃近くであるので,金属は瞬間的に溶けますが,あくまで”溶けて”いますので,酸化や窒化は起こります.
普通,溶接などは,この酸化した金属を嫌がりますが,溶射は一概に言えません.磨耗する部品に対して,溶射で肉盛するときには,肉盛した金属中に酸化物や窒化物が少し分散した様な感じになります.

疑似的なサーメット(金属とセラミックの混合物)状態ですね(>_<)

この酸化や窒化をわざと増やしたり,極力減らしたりこの辺りの技術を各社こぞってやっているという現状があります!

用途用途で,どちらの技術を使うか変わってきますが,何かお困りごとがございましたら,お気軽にご相談下さい!

株式会社日本鋳造技術研究所
TEL:072-361-0190
E-mail:hirato-sni@nittyu-ken.com
HP:https://www.nittyu-ken.com

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